血の記憶

家族のこと

私が行政書士の仕事をしていた時のこと。
仕事で顧客の戸籍謄本や除籍謄本、改製原戸籍などを取ることが良くあるので、新人の時は一番の勉強方法として自分の家系図を作ることが基本でした。

今の戸籍と違って、2代・3代前の方になると戸籍も手書きで旧字体が多く、家督相続が普通だったので、本当に読み解くのが難しかったものです。
それでも何とか曽祖父母からの家系図を作り上げました

それを見て思ったのが、私の家系は父方も母方も離婚率や再婚率がとんでもなく高いこと。
確かに父方の祖父は3回結婚しているし、父も死別で2度の結婚。
私の一番上の姉も1度の離婚後、再婚して幸せに暮らしていたが、死別。
すぐ上の姉も結婚して1年ほどで離婚。
母方の祖父も2度結婚して、母は父の再婚相手。

家系図を作ることでそんなことに気づいてしまった私は、夫とあまりうまくいっていなかったので、この悪い流れをどうしても止めたいと必死に関係修復をしようと思っていました。
子ども達に同じような経験をしてほしくなかったからです。
でも、やっぱり離婚してしまいました。

これを「血の記憶」と言って、遺伝子のせいにするつもりはないですが、因縁と言うか私の家系にはどこか直すべき所があって、それを直すべきなんだとか、しなければならないことがあるのではないかという事をずっと思っていました。

顧客の戸籍を見ても、やはり途絶えてしまう家系とか、逆に栄え続けていく家系とかあって、血の連鎖、遺伝子の連鎖と言うのは人智を超えたところにある興味深い事だと今でも思ってます。

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