割り切れない思い

介護日記

土日になると、毎週のように母がひとりで出かけてしまうことに、私はかなりのストレスを抱えていました。
たぶん、一緒に散歩に出かければ良いのでしょうが、これまでの母の言うことに頭に来ているので、一緒にいたくないという気持ちが強いです。

認知症なんだから、と頭ではわかっていても、心がついていきません。
こんなんで、何がハートケアだと思われるかもしれませんが、身内のことになると心が追い付かないのが私の弱点です。

このままだと爆発しそうなので、姉にどう思っているのか聞いてみました。

姉は自分の子どもを母に育ててもらったのに、自分が母の面倒を見るべきだと思わないのか?
私が自宅も家族も仕事も捨てて、母の介護に来ているのを何とも思わないのか?
姉は、私に対して何か手助けをしようと思わないのか?
姉は、自分が少しでも変わろうと思わないのか?

私は姉に対して、怒りを感じることはあまりないので、こんなことを淡々と笑いも交えて聞いてみました。

答えとしては、
いずれは母のことを看なければいけないと、ずっと思っていたけど、今は仕事を辞められない。
私に対しては、姉妹ということで甘えているのは分かっている。
なるべく土日に休みを入れる様に頑張る。
母の介護が終わるまでには自立できるよう努力する。

まあ、こんなものかな。
私の希望の答えとしては、お金の使い方を見直して半年後か1年後には、仕事を辞めて私が面倒を看るよ。
たとえ嘘でも、これくらいは言って欲しかったのだけど、やっぱり無理でした。

今無駄に消費しているものを少しだけ我慢して、パートに出れば絶対できると思うのだけど、無理なんだろうな。
なんでかな。

姉は変な神様を拝んでいるので、いつも何を拝んでいるの?と聞いたら「高次の存在」ときたもんだ。
身近な母の面倒も看れないのに、何が高次の存在だよ。

たぶん、姉にとって母の面倒を看ることが出来るかどうかを試されているような気がします。
何度もそのチャンスがあったのに、一度も「私がするよ」とは言わなかった。
私と義妹が真剣に悩んでいても、どこ吹く風だった。
残念だなと思います。

私だって、母と接していて何度もこれじゃいけない、これもお試しだよなと思います。
でも、出来ないんだよね。

やっぱり身内は難しいわ。

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