血の記憶その3 隠れキリシタン

祖先

以前友人と長崎に旅行へ行った時のことです。
4人で行ったので、観光はタクシーの方が安いかもということでタクシーで市内を回っていました。
ひとりの友人が長崎に詳しかったので、私はどこに行くかも分からずお気楽にタクシーに乗っていました。

すると、いきなり涙が止まらなくなり、胸が苦しくてたまらなくなりました。ほぼ号泣です。
タクシーの中なので、恥ずかしいのに涙が止まりません。
少し霊感のある友人が、「あなたにとって縁のある所なのかもね~」と謎の言葉。

そして、着いたところが大浦天主堂だったのです。
大浦天主堂の方が、隠れキリシタンの歴史を教えて下さいました。
だいぶ昔のことなので、詳しくは覚えていないのですが、大浦天主堂を追われた隠れキリシタンが鹿児島のお寺にかくまわれたり、新天地を求めて能登半島にたどり着き、金沢の教会に落ち着いたりしたというお話だったと思います。

私の人生がまさに同じ場所に住んでいたので、この偶然にビックリしていると、霊感のある友達に「あなたの先祖が隠れキリシタンだったか、前世が隠れキリシタンだったかもしれないね。」と言われました。

霊感のない私には、よく分からないのですが、ここでも血の記憶にびっくりしたことを覚えています。

実際の私は、キリスト教信者でもなく、普通の仏教徒の家庭に生まれています。
でも、ご先祖様の中に弾圧されても信仰を貫いていた方がいらしたのかもしれないと思うと、感慨深いものがありました。

隠れキリシタンがたどり着いた教会と言うのが、私が高校生の時に付き合っていた方とよく遊びに行っていた教会だったということ、鹿児島の隠れキリシタンをかくまっていた福昌寺跡に行ったことがあったのも、後日談です。

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