イルカを喰らふトラくん

クレイアート

2022.04.092022.03.28

イルカは昔から作るのが苦手だったのですが、作ってみました。
意外に可愛くできました(^^♪

ねんどは、丸が基本です。
どんな形を作る時もまず丸を作ります。丸がきれいにできれば、うまくいったも同然で、コロコロ伸ばしても円錐形にしても仕上がりがとってもキレイです。

丸を作る時は、まず胸の前でねんどを両手で上下にはさみ、ギュッと押しつぶすのがコツで、そこから「丸くなれ～♪丸くなれ～♫」と唱えながらコロコロします。
すると、あ～ら不思議！キレイな丸の出来上がりです。

丸が出来たら、丸を机に置き定規でコロコロして長い棒や円錐形を作り、身体や手足にしていきます。

ねんどをしていて思ったことが、生物ってカドがないなってこと。
角張っている所も必ず緩やかな曲線でできていて、どこもカクカクしていない。
そこが無機物との違い。

たまに牙とかハリとかトゲとか鋭いものがあっても、身を守るためとか食べて生き延びるためとか、必要最小限になっている。

だから、ねんどを作る時も、角があっても角を消すようにゆるく仕上げています。

これは人間も同じで、私たちには鋭いハリもトゲもなくて、争わないことを前提に作られているはず。
それなのに争ったり戦ったり、ひどい時には人に殺されたり自分を殺したり。

これって、もともと生命が作られたことの意義や意味に反したことだと思うんです。
と言っても、生命が作られた意義や意味は分からないですけどね。

言葉にしても人を傷つけるために生まれたものではなく、人を喜ばせるために、愛するために生まれたと思いたい。
と言いながらも、認知症の母と今朝大バトルを繰り広げましたけどね。

身の回りの小さな争いがなくなれば、世の中も平和になるのかな。
ねんどをしながら、そんなことを考えた１日でした。