私を変えてくれた「さとうすみこちゃん」

その他

私は、人は変われると信じていて、それは小学校3年のとある強烈な体験に基づいています。

幼少期の私は母の言葉によると、とってもおしゃべりな子でいつもペチャクチャ話をしていたそうです。
でも父の転勤で幼稚園を3回変わる体験をしたせいか、小学校低学年の私は、一切お友達としゃべれない子になっていました。

授業中に先生に当てられれば答えることは出来たのですが、集団下校でいつも手をつないでいたミキちゃんとも一言もしゃべらず、バイバイも言えず別れていたほどです。

ある日授業でお友達にお手紙を書きましょうという日があって、友達のいない私は憧れのみえちゃんと言う子に「一緒に遊びましょう。」とお手紙を書きました。
みえちゃんが私のところに来て、今日お家で遊ぼうと言われた時には、天にも昇る気持ちでした。
放課後私は、いそいそとみえちゃんの家まで行きました。
でも、チャイムを押せません。「こんにちは。みえちゃんいますか?」なんて大きな声も出せません。
結局、恥ずかしくてそのまま帰って来てしまいました。

次の日みえちゃんが何て思ったのか、声もかけられず、顔も見れなかったです。そのまま私の憧れは終わりました。

そんな子のまま小学3年生になった時、北海道から「さとうすみこちゃん」という子が転校してきました。
すみこちゃんは、何故か私にいっぱいしゃべりかけてくれて、明るいすみこちゃんのおかげで私は友達が初めて出来たのでした。

そうすると他の子とも話すことが出来るようになり、3学期には何と私は学級委員に選ばれるまでになったのです。
でも、すみこちゃんはまた転校が決まり急にいなくなり、どこに行ってしまったかも分からないままでした。

今思えば本当にあった出来事なのか、夢だったのか、何故急にいなくなったのか、全く分かりません。
でも、私にとってさとうすみこちゃんは、私を変えてくれた天使だったのです。

今でも顔を覚えています。もう一度会ってみたいなあと思います。どこにいるのかなあ。
色んなところに行って、寂しい女の子を明るくさせていたんだろうな。天使のすみこちゃん。

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